これまでやってきた健康行動と『養生訓』に書かれていることを照らし合わせる。
今回は「飲食(上)」に書かれている「調味料の目的」について見ていきます。
調味料の目的って、読んで字のごとく味を調えることだと思うのですが… どんなことを言っているのか、さっそく本文を見てみましょう。
「聖人は食べものにあった ”あえしお” がなければ食べなかった。”あえしお” とは、食べものに加える調味料のことである。日本でいえば、塩、酒、醤油、酢、蓼(たで)、生姜、わさび、胡椒、からし、山椒など、それぞれの食べものにあう調味料である。」
聖人と呼ばれる人たちは、味にうるさい人が多かったのでしょうか? まあ、聖人に限らず、調味料で味つけられた食べものの方がおいしいと感じますけどね。そんな疑問に対し、次のように答えてくれます。
「調味料を加えるのはその毒を抑えるためである。ただ味がよくなるだけが目的ではない。」
またもや私の考えの浅さを露呈してしまいました。毒を抑えるという目的も考えられていたんですね。たしかに、冷蔵庫のない時代は食べものが傷みやすかったんでしょう。
本文に出てくる調味料は、現代でも抗菌や殺菌の効果があると言われています。生姜、わさび、からし、山椒などは ”薬味” と言われ、昔から食中毒の予防のために使われてきたくらいですからね。
現代では、冷蔵庫の普及や抗菌、殺菌技術の向上により、昔ほど食中毒のことを気にしなくなりました。だから、私なんかは「調味料=味を調えるもの」という認識しかありません。今回の項目を見て、味つけ以外の調味料の役割というものを認識できました。
毒を抑えるという側面もある調味料。味もよく、毒も抑える使い方がベストということなんでしょうね。今後、それぞれの料理にあった使い方というものを意識してみたいと思います。
それではまた。
⬇︎ 応援のクリックをお願いします!

乳がんランキング
毒を抑えるという側面もある調味料。味もよく、毒も抑える使い方がベストということなんでしょうね。今後、それぞれの料理にあった使い方というものを意識してみたいと思います。
それではまた。
⬇︎ 応援のクリックをお願いします!

乳がんランキング