あるべき論にゆる~く近づく健康生活

ものぐさ初老による健康生活への挑戦記録

今の健康生活を『養生訓』でチェック!:医者じゃなくても医学の知識をもっておく

これまでやってきた健康行動と『養生訓』に書かれていることを照らし合わせる。
今回は「択医」にある「医者じゃなくても医学の知識をもっておく」について見ていきます。

ここまで見てきた「択医」の項目では、良い医師の見分け方を教えてくれていました。

今回は、医者じゃない人がどうすればいいかについての教えです。文章が長い上に、これまで見てきた項目とカブる部分もあるので、必要な部分だけを抜き出していることをご了承ください。

医者でなくても、薬のことを知っていると、養生したり、人を助けたりする役に立つ。

現代ではネットでいろんな情報を得ることができるので、本当に助かりますよね。ただし、出所のあやしい情報もあるので注意が必要です。私は仕事で論文などをよく読むのでわかるのですが、ネット上には間違った情報が多々ありますから。

間違いが少ないのは、国の研究機関や有名な医薬品メーカーの情報。看板を背負っている人たちは、きちんとした情報を出してくれます。ただ、信頼できる情報を得たからといって、それをそのまま実行していいわけではありません。『養生訓』では、次のように注意を促しています。

医学を学んでいない者が、むやみに自分で薬を使ってはならない。

医者じゃない人が、ちょっと知識があるからといって自己判断で薬を使ってはいけませんね。風邪だと思ったら、別の病気だったなんてことはよくある話ですから。

だったら、何で冒頭で「薬のことを知っていると役立つ」なんて言ったんでしょう? その答えを次のように示しています。

ただ、医術の概要をよく知り、医者の良し悪しを見分け、薬の本を参考にし、薬の性質と食物の良毒を知り、治療書を読んで、日用の救急薬をつくり、医者が来ないときに急病を治し、無医村にいるときや、旅行中のちょっとした病気を治すのは、養生・救急に役立つから、時間のある人は少し心得ておくがよい。

医者がいないような緊急のときに対処できるようにするため、ということなんですね。病院に行ける状況では、きちんと医者に診てもらった方がいい。当然といえば当然。

でも、病院の待ち時間を考えると、ついつい面倒になって、自己判断で薬局の薬ですませたりしちゃうんですよね~。これからは、緊急のとき以外、自己判断ではすませないようにします!

緊急のときに対処できるよう、医学の知識をもっておく。
以前、ご紹介しました『当直医実践マニュアル』(南江堂)も活用できそう。

もう一度、目を通すようにします。
皆さんも、時間を見つけて医学の知識をつけてみてはいかがでしょうか。

それではまた。

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